こじらせ腐女子のよくある日常
腐バレしたくない腐女子にとっては、毎日がちょっとしたデンジャラス。
なぜなら、
普段の自分が演じているキャラと腐女子の時の変態性のギャップが高すぎて、
カミングアウトなんてしたら自我が崩壊してしまうからです。
そんなこじらせ腐女子の日常を書いてみたいと思います。
誰かが見てる前でamazonのサイトを絶対に開けない
新刊をすぐに読みたい時や、レビューを調べたい時、kindle版が安い時などなど、
なにかとお世話になるamazonさん。
ですが、そこには弱点が。
蓄積されたBL商品のデータがあなたへのおすすめに反映され、
トップページを開けばBL作品ばかりが画面を埋め尽くすことになるのです
…ひぃっ!!
わかってるんです、これはサイトを使う人が快適になるよう最適化されているだけであって、amazonさんに悪気なんてこれっぽっちもないことは。
でも、もし人前でこれを開陳してしまったら…
恋人や親、会社の人、もしくは友達に見られてしまったら…
最悪の場合、社会的に死にます。
そういう死活問題の火種を抱えているという意味では、
割とデンジャラスな生活を送っていると言えるでしょう。
漫画やアニメの話をするとき、腐バレしないかヒヤヒヤする
非腐女子と漫画やアニメの話をするとき、
「どの作品のことを話せば腐女子バレしないかな?」
と常に気を使いながら話をする必要があります。
素直に「弱ペダとハイキューとおそ松さんが好きです!」と言ってしまうと、
ネットに詳しい人には腐臭を嗅ぎ当てられてしまうでしょう。
ましてや「Free!」や「ユーリ!!! on Ice」なんて一発アウト。
できることと言えば
「いや、ディーン・フジオカがオープニングを歌ってるからちょっとね」
なんてお茶を濁す程度でしょう。
バレないように腐女子ライフを送るにはある程度の擬態が必要になってきます。
この場合一番オーソドックスなのは、
ワンピース、コナン、銀魂、ナルトなど国民的人気のある作品です。
たとえ腐女子人気が高くても、
その他大勢のフツウに楽しんでいる人の割合が圧倒的に大きいので、
腐女子の存在をかき消してくれます。寄らば大樹の陰。
次に少女漫画全般。
ちなみに一番好きな少女漫画は失恋ショコラティエですが、
「窮鼠はチーズの夢を見る」から水城せとなさんにハマって読んだので、
結局BLが起点になっているのがミソです。
あと、男性人気の高いコアな作品(バキ、カイジ、コブラなど)も安全パイ。
最近は「好きな作品は?」と聞かれたとき、
「JOJOかな(ドヤ顔)」
と答えることで腐臭を一切シャットダウンするというテクニックを使っています。
ジョジョにも承花・仗露などの人気のCPがあるにはありますが、腐を目当てに読むにはちょと骨太すぎる作品なので…
一般の人と話すための教養として、一度チェックしておくことをおすすめします。
本屋でBL漫画を買う=もはや修行
どんなにキレイめな服を着てようが、
メイクで綺麗に盛れてようが、
本屋さんでBL漫画を買うってことは、
「私は男と男がエッチしてる漫画を読むのが大好きですー!!」
と声高らかに宣言しているようなものです。
「みんな他人のことなんて気にしてない」
「BLを買う人なんていっぱいいるから店員さんも気にしない」
「っていうかお店にある商品を買っていって何が悪い」
などと心の中でブツブツ唱えて、
精一杯自分を勇気づけないとレジに向かえません。
じゃあamazonとかで買えばいいって話なんですけど、
好きなシリーズの新刊は一分一秒でも早く読みたいからどうしても本屋で買っちゃうんですよね。
ブックカバー事件
一度やらかしたことがありまして。
超エロいと評判のBL小説を買いに行ったときのことでした。
対応してくれたのは黒縁メガネのクールな書店ボーイ。
「カバーをつけますか?」というお決まりの問いかけに、
若干カブせ気味に「お願いします」と答えました。
内容はエロいけど表紙があんまりBLBLしてなかったので、
「買いやすいやつでラッキー!」と油断していたのが運の尽き…
店員さんがカバーをつけるためにペラっと表紙をめくると、
折り返しの部分に、明らかにオスとオスがあんあんしてるドギツいカラーイラストが目に飛び込んできたのです。
今まで数多の商品を売ってきたであろう店員さんもさすがに手が一瞬止まっていて、
辺りの空気はお互いの気まずさで満ち満ちていました。
もう穴を掘って自分を埋めたくてたまらなかったです。
見られても恥ずかしくないようにカバーをしてもらうはずが、
逆に何倍も恥ずかしい思いをしてしまったという、お間抜けなオチでした。
今さら無垢なフリができないぐらい卑猥な知識が増える
BLって本当に業の深いシュミで、
エロに関する知識が、どんどんついてきます。
別に欲しいとも思っていないのに気がつくと知識がついてしまうところは、腹の周りのぜい肉に似ている。(嬉しくない)
読み手は何度も読んだプレイに飽きるので趣向の違った作品を求めるし、
それに応えるように作家さんもどんどん新しいカタチのエロを掘り出してくる。
需要と供給という泉からたくさんのエロが湧き出てくる仕組みです。
最近はオメガバースや獣人系のファンタジーエロが売れているようでランキングで目にします。
これがめちゃくちゃディープな世界で、数々のエロを嗜んできたと自負する自分でも胸焼けがするぐらい。
読んでて悲鳴をあげそうになったのは、
「亀頭球」という新しい単語を知った時。
( 知りたいっていう猛者はぐぐってね)
もうね、
犬の交尾を人間のオス同士のセックスに応用するって、
アブノーマルの競演かよ。
自分が足を突っ込んでいる沼の罪深さを改めて痛感させられました。
まあ、人間の慣れって怖いもので、
最初は衝撃的だったものでもすぐに慣れてしまうんですけどネ。
そして一通り満足するとまた新しいエロを探して嗅ぎまわり始める…
というサイクルを繰り返しながら、今日も業を深めていきます。
終わりに
明るく楽しい腐女子ライフ!みたいなエッセイとかコミックとかはありますが、
実際の腐女子としては、日陰の趣味を持つものとして、
日なたに出るときは常に小脇に爆弾抱えてる感じがあります。
そういう忍びながら生きてる腐女子もいるよってことで書いてみました。
もし共感してくれる人がいてくれたら嬉しいです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません