宅配ヤクルト界隈がおもしろい
宅配ヤクルト。
その名の通りお家にヤクルト製品を届けてもらうサービスだ。
配達員はみな女性で、ヤクルトレディと呼ばれている。
親がこのサービスを受け始めてから半年ほど経つ。
知れば知るほどヤクルトの世界が面白くて、まとめることにした。
なぜ宅配を頼むのか?
そもそも、ヤクルトはスーパーでも売ってるのになんで宅配?と疑問に思っていた。
ヤクルトは毎日飲むのが前提
これは初耳だったのだが、ヤクルトは毎日継続して飲み続けることが推奨されている。
なぜかというと、乳酸菌は飲んでも腸に定着せず流れてしまうから(!)
何となく体の中で増殖してくれるイメージがあったけど、生きて腸に届いたと思ったら排出されてしまう運命だったなんて。切ない。。
なので飲み続けて腸内フローラを整え続けるのが大切らしい。
毎日となると、特に家族の分を買ってくるのはなかなか重労働なため、宅配してもらうメリットがあるというわけだ。
宅配専用商品の魅力
また宅配サービスで届けてもらうヤクルトは、普通のスーパーで売っているのとは違う宅配専用商品だ。
例えば通常のスーパーで売っている「Newヤクルト」の乳酸菌の数は1本あたり200億個だが、宅配で頼める「ヤクルト400」には、1本あたり400億個が入っている。

数がデカすぎてピンとこないが、2倍の乳酸菌が入っている。
さらに、もっとグレードの高いものもある。
関東限定商品のヤクルト1000だ。

その名の通りシロタ株が1000億個。ノーマルヤクルト5本分である。
ヤクルト5本分となると、便通の改善の域を超え、睡眠の質の向上やストレス改善の機能があると謳われている。乳酸菌すげえ。
ハマる美味しさ、ミルミルS
また、宅配専用商品はヤクルトだけではない。
ここで登場するのがミルミルSだ。

スーパーで売っているのがミルミル、宅配専用商品がミルミルS。
余談だがヤクルトレディからは「ミルエス」と呼ばれている。
ヤクルトと似たような乳酸菌飲料に見えるが、ヤクルトのシロタ株は小腸に効き、ミルミルのビフィズス菌 BY株は大腸に効くという違いがある。
そこでヤクルトが提唱しているのが、
ヤクルト× ミルミルSのダブル飲みである。
なるほど、どうせ腸活するなら大腸と小腸、どちらの腸もカバーしておきたくなる気がする。
うちの母も初めはヤクルトだけ買っていたが、いつのまにかミルミルSも購入していた。(ミルミルSは2日に1本にしている)
確かにミルミルsを飲むと、翌日ず〜〜っと腸にへばりついていたような宿便が出る。
人によってはお腹を下すこともあるそうだが、レディ曰く「身体がだんだん慣れますよ♪」とのこと。
幼少期からの訓練で並の毒が効かないハンターハンターのキルアじゃん。。
しかもである。
このミルミルS、シンプルに味が良いのだ。
ヤクルトは200でも1000でも味は一緒だが、ミルミルとミルミルSに限ってはぜんぜん味が違う。
ミルミルは牛乳を2倍に薄めたようなあっさり味だが、ミルミルS はもっちり濃厚なヨーグルト味。シンプルにハマってしまう美味しさなのだ。
さらに。ミルミルの特徴はビフィズス菌のみだが、ミルミルSはサプリメントのSでもあり、オリゴ糖や鉄分、コラーゲン、葉酸、ビタミンB群やビタミンEも入っている。強い。
「絶対私以外にもファンがいるはず」と思ってtwitterで検索してみると、街で配達中のヤクルトレディに突撃してミルミルSを購入する猛者までいた。
宅配中のレディが「野良レディ」と呼ばれていて笑ってしまった。
層の厚いヤクルト製品たち
これだけでは終わらない。
ヤクルトは主力の乳酸菌飲料だけではなく生活に密着した様々な商品の開発をしており、レディに頼めば宅配で購入できる。
IKKOにおすすめされた化粧品
その一つが乳酸菌を利用した化粧品の開発だ。
フジフィルムがフィルム開発の技術を応用したアスタリフトみたいな感じで、ヤクルトも乳酸菌開発で得たノウハウを他の分野で応用している。
実は2020年2月IKKOが忖度無しにおすすめの化粧品を発表する番組で、ヤクルトの化粧水が紹介されていたらしい。
(商品名は ビューティエンス ラクトデュウ S.E.ローション 税込み4400円)
ガチ企画でIKKOさんにおすすめされるのだから説得力がすごい。
万年ちふれの私だが、一度買ってみようかかなり心が揺れ動いている。
食品も見逃せない
さらに、レディからはヤクルト商事の食品を買うことができる。
これらも普通のスーパーでは買えない代物だが、クオリティがなかなか高い。
一番のヒットは、やたら美味しいおやつ昆布だ。

「北海道のおいしい昆布だよ!」という素朴な商品名だが、レディにおすすめされて試しに一袋買ってみたら、家族にあまりに好評で秒で売れた。
一見なんてことないおやつ昆布だが、透けるくらい薄くて食べやすい。自制しないと一袋ぜんぶ食べてしまうくらい止まらない。
あと干し梅もネットでめちゃくちゃ評判がいいのだが、おそらく一度食べたらまた虜になってしまうのだろう。。
全てを支えるヤクルトレディ
小さい頃から親しんでいた国民的なヤクルトだが、こんな沼があるとは知らなかった。
しかしヤクルト界を知ることになった一番の理由は、ヤクルトレディである。
宅配のついでに世間話をしつつ、自然にヤクルト商品を紹介することで営業も兼ねているのだ。
家族の手綱を握るお母さん達と同じ女性だからこそ親しみやすく、悩みも共有しやすい。商品知識も豊富だ。
うちの母も玄関先でレディと20分も話し込んでいたほどである。
そして私もここまでレディ、レディと書いてたが、「ヤクルトレディ」としてブランド化し、CMまで打っているヤクルト社もすごい。
ヤクルト・レディ自体が付加価値の一つになっているんだろう。
今までは街で配達中のレディを見かけると「あっレディだ!」とテンションが少し上がる体になってしまった。
終わりに
最近はコロナの影響もあり、スーパーでも宅配でも品薄なんだとか。
ヤクルト1000に至っては新規の注文を停止しているほどである。
ますますヤクルトの沼にハマる人が増えるかもしれない。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません